「税理士探し・選択方法」として、ルート・リスク・おすすめなどを教えてください ~あすもメモ~
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「税理士探し・選択方法」として、ルート・リスク・おすすめなどを教えてください
月次監査をしてくれる顧問税理士や、資産税に強い税理士、特殊な技能を持つ税理士など、税理士探しをしております。
税理士を探す際や、税理士を選ぶ方法として、どのようなルートがありますか?
また、ルートによっては、リスクやおすすめなどもあるかもしれませんので、教えてもらえますか?
ご質問ありがとうございます。
税理士業界の一般論に加えて、私感も交えてですが、以下の表に簡単にまとめましたので、まずご覧ください。
~ 税理士探し・選択の主なルート・方法 ~ | おすすめ度 |
税理士紹介の周旋業者・税理士マッチングサイトの利用 | ✕ |
士業も参加する異業種交流会に参加する | △ |
お客様の友人・知人などを通じた紹介 | ○ |
ホームページやSNSを個々に閲覧し、お客様のご要望にぴったり合う税理士を見つける | ◎ |
税理士紹介の周旋業者・税理士マッチングサイトの利用だと、私自身(お客様)は無料ですし、調べる労力や時間がムダにならないので良いと思ったのですが、おすすめできないとあります。
なぜですか?
以下のような違法性・悪質性・モラルハザードなどの否定的意見や、トラブル発生事例などが、既に多数確認されているためです。税理士会でも、議論されることもあります。
特に、違法行為にはお客様が巻き込まれないようにして欲しいため、おすすめできないという扱いにさせていただきました。
主なものを、以下表にまとめました。
ニセ税理士による違法な税務相談 | 受付段階で税理士法違反行為をしている恐れがあります |
税理士の許可を得ず、マッチング業者の自社サイトに勝手に個人情報等を掲載 | 営業妨害などの違法行為やモラルハザードの恐れがあります |
税理士間の比較行為・広告・CM | 以前は違法とされていましたが、条件緩和の兆候があります |
マッチング業者から税理士に対しての法外なマッチング料の請求(年間報酬の50% ~ 100%など?) | なにかしら別の形でお客様から回収するわけですが、その回収方法には良からぬ噂も? |
サーバーなどの高額物品購入・リースを条件とするケースも | (同上) |
業者がお客様のフリをして、税理士に電話をかけてきます | 特殊詐欺や押し入り強盗の手法と同じです |
事務所に電話をかけてきて、「本日中に伺います」と言ってきます | (同上) |
契約してマッチング業者に入金した後、すぐに契約を破棄するサクラ行為 | 違法・悪質な詐欺行為です |
お客様が、マッチング業者の利用に慣れると、 税理士をすぐにコロコロ変える行動になりがちです | 次の税理士が決まりにくくなりがちです 税務調査のターゲットになりがちです |
税理士をすぐにコロコロ変えると、なにかマズイんですか?
おすすめできない行為だと言えます。
数年以内で税理士を何度も変えているようなお客様の場合、まず、次の税理士から敬遠されたり、嫌がられることが多くなります。次の新しい顧問税理士がなかなか決まらない要因になります。もしかしたら、今後の税理士からの態度・対応などにも悪影響があるかもしれません。
また、税務署も申告書を精査するため、「関与税理士の署名欄」を数年分は見ています。そのわずか数年以内にコロコロと税理士を変えている様子がわかると、脱税行為や違法行為などの疑いを掛けられやすくなり、必然的に税務調査の頻度は高くなるかと思います。税務調査となると立会料が発生しますし、指摘事項となりますと、思わぬ追徴課税の発生と修正申告の別途手数料の発生となり得ますので、ご留意ください。
結果的に高くついて、税理士との信頼関係を築きにくく、かつ、社会的な信用を落とす要因にもなりかねないということですか?
そういうことですね。
では、士業も参加する異業種交流会に参加するが、おすすめ度△なのは、なぜですか?
コロナ前は、頻繁に異業種交流会には参加していましたが。
税理士を選ぶ上で、他の方法よりも選択肢が少なくなる恐れがある点で、△とさせて頂きました。
お客様と同じ異業種交流会に参加してくる税理士は限定的であるためです。お酒も入り、楽しい雰囲気で、感じの良い税理士がアプローチしてくるかもしれません。
しかし、必ずしもお客様のニーズにあった税理士が参加してくるとは言い難い状況の中で、税理士をムリに選ぶことになりかねないからです。
お客様の友人・知人などを通じた紹介は、おすすめ度○とはなっていますが、パーフェクトではないのはなぜですか?
一見よさそうな感じはしますよね?
友人・知人のフィルターが入っているので、あまりにおかしな税理士に当たることは少ないかとは思います。探す労力も比較的少なくて済むでしょう。税理士法違反などの心配も無用です。
しかし、紹介された税理士がお客様と合わない場合、若干断りにくいとか、断って顔に泥を塗ったため友人関係にヒビが入るなどと聞いたことがあります。
友人・知人の顔を立てるためとは言え、無理な選択もしがちです。ある意味、リスキーなルートかもしれませんね。
近年、友人・知人や親族などをツテとする男女の結婚を世話する「お見合い」が、全国的にめっきり少なくなっている理由とも似ていますよね。
では最後に、ホームページやSNSを個々に閲覧し、お客様のご要望にぴったり合う税理士を見つける方法は、おすすめ度◎であり、パーフェクトなのはなぜですか?
一見、手間ヒマがかかる感じはしますよね?
以前、インターネットが浸透するまでは、人からの紹介がメインでした。友人知人から税理士を紹介してもらえない状況だとしたら、税理士探しはたいへんな時代だったと思います。
しかし、税理士のホームページの充実も進み、SNSやメディアを通じて役立つ情報を積極的に発信している税理士も増えてきました。さほど労力無く、お客様に合った税理士を見つけられる世の中に変わってきています。
他の方法と異なり、税理士法違反・モラルハザード・仲介トラブル・無理な回収などの心配もありませんし、税理士の選択肢の幅は広く、誰にも気を遣わずに選択できます。
また、税理士の得意分野や特徴、性格を最もつかむことができるのもこの方法です。月次監査をしてくれる顧問税理士や、資産税に強い税理士、特殊な技能を持つ税理士などのオフィスの特徴が書いてあることが多いです。料金やサービス一覧など口頭では聞きにくい部分や、詳細部分もつかむことができるのも、ホームページの特徴ですよね。
結局のところ、納得がいくまでじっくり腰を据えて取り組んで、個別に当たってみるのが一番だと思いますよ!
長くつきあえそうな税理士を探しましょう!
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