問題解決が進まないときの手法「バランス・スコアカード」SNSマンガ風解説
*留意事項・免責事項について同意頂いたものとみなして御利用頂いております。
『バランス・スコアカード』でPDCAを回せ~♪
経営の問題、製品の品質管理の問題、企業統治の問題、ついでに日本社会の問題に~、、、あ~、どうしよう~、、、
ずいぶんと悩んでますね~? お困り事ですか?
そうなんです。
色んな問題が山積みでして。問題解決の計画を立てても、上手く回らないんですよ~。
社員(部下)にうまく説明できないし、計画策定が的を得ていないのかも?
そもそも何が問題なんだ~?(←混乱)
PDCAサイクルのPLAN(計画)部分を綿密に立てたつもりでも、DO(実行)から先が回らないことって、よくありますよね。
問題や計画・改善策をみんなで情報共有するためにも、タイムリーに、より詳細に分析する必要がありそうですよね。
計画策定を絵に描いた餅にしないためにも、「バランス・スコアカード」(*)の考え方をQC手法に取り入れてみるのも、ひとつの手ですよ!
*バランス・スコアカード、バランスト・スコアカード、バランスド・スコアカードなどと、実務書やYouTube解説などで様々呼ばれておりますが、ここでは「バランス・スコアカード」と表現させていただきますね。
バランス・スコアカードぉ~、、、?
それは、いったい、どういうものですか?
バランス・スコアカードの基本的な考え方を図解にしたものです。
諸問題・目標・戦略・ビジョンなどを、4つの視点からとらえるものです。
4つの視点は互いに連鎖しており、かつ、トレードオフのバランス関係もあります。
ん??
なんだか、かえって難しそう(*)ですが??(泣)
*使用方法や考え方も、解説者ごとにだいぶ異なる様子です。コンサルティングメインの当サイトでは、問題解決への応用に絞って解説することにしました。提唱者・歴史・基礎概念等は、他サイト様にお任せします。
あらら…。これではお悩みがさらに深まってしまいますよね。
代表、具体的にお願いします~。
では、具体的に~、、、。
一例として、経営の諸問題について考えてみましょう。
基本型の図解を、上の図解のように、目的に合わせて応用して使用すると良いでしょう。
「売上を上げたい」という問題について、顧客満足度を上げるなどの顧客視点がまず浮かびますね。
では、そのために業務プロセスをどうするべきか?社員の視点や外注先の視点から考えたりするかと思います。視点どうしがつながっていますが、これが「連鎖」です。
しかし、社員にやってもらうのか?、それとも外注に出すのか?
外注に出すと簡単ですが、コストアップや製品品質に関わります。社員にムリな負担をかければ、生産効率が下がったり、辞めてしまうかもしれません。
互いにトレードオフの関係にあり、対局する考え方です。このように「バランス」も考慮することになりますね。
視点を変えて、問題をより詳細に分解したり、つながりやバランス感も考慮できる便利なツールです。
そもそも諸問題は「形のないもの」ですが、フレームワークや図解があることで、見える化されたような気がしませんか?
おぉ! カオス状態で、混沌としていましたが、なにかが見えてきました。
さらに、他のQC手法とも、ドッキングさせて応用することができるんですよね?
顧客視点 | オーナー視点 | 社員視点 | 外注視点 | |
S:強み | ロングセラーの 製品Aが大好評 | 営業力 職人の技術 | ||
W:弱み | 新製品Bが売れない | 人員不足 | 外に出すと コストアップ | |
O:機会 | 増資? 借り入れ? | 求人? | 外注してでも 製品Aを増産? | |
T:脅威 | 製品A類似による 他社の追随 | 団塊世代の ベテラン引退 |
まずは、SWOT分析とバランス・スコアカードの応用例ですね。
強み、弱み、機会、脅威に分解する思考法とのコラボです。
因数分解のようにさらに問題をより詳細に分析することができそうです。
上の表に、ブレーンストーミング等によって、自由に埋めていきますと…、
製品Bと人員不足をどうにかしたいという点が見えてきますね。
求人や外注増産のため、増資・借り入れという戦略もうっすら見えてきました。
全て埋める必要はありませんし、カンペキを追わなくて良いです。
おぉ! とりあえず書いているうちに、なにかが見えてきそうですね。
顧客視点 | オーナー視点 | 社員視点 | 外注視点 | |
当社 | ロングセラーに定評あり 新製品が弱い | 増資?借り入れ? | 新製品開発 にも注力? | 旧来製品 外注化? |
ライバルX社 | 新製品で次々当てている | 大幅な借り入れを した情報あり | 開発本部を設立 の情報あり | |
ライバルY社 | 新製品開発していない | 不明 | 不明 |
さらに、ベンチマークとバランス・スコアカードの応用例ですね。
ベンチマークとは、簡単に言うと「他社比較」のことです。
上の表に、自由に埋めていきますと(ブレーンストーミング等)、
ライバルX社が脅威の様子ですね。今後、X社の動向に注視が必要そうです。
とりあえず、ライバルY社は置いておいてよさそうです。
新製品開発へのトライを検討するビジョンが浮かんできました。
こちらも、全て埋める必要はありませんし、カンペキを追わなくて良いです。
おぉ! ライバル企業との差とか状況もわかりやすいくなりましたね。
さらにダメ押しで、特性要因図とバランス・スコアカードのドッキング応用例です。
特性要因図は、QC7つ道具のひとつであり、別名フィッシュボーンチャートとも言います。
問題やゴール、あるべき姿を、魚の頭の部分に先にあげておいて、後からその原因となりそうなものを骨の部分にどんどん書き込んでいくわけです。検証しては、書き直します。
そうすると問題点の整理や原因の追及に役立てることができたりしますよ。
おぉ! 気がついたら、かなり問題が整理されてきていますよ~。
テンションあがってきたぁ~。
アクションプラン | 令和4年1月 | 2月 | 3月 | … | 7月 | … | 12月 | |
顧客視点 | 新製品に商機有り | 営業部門 マーケティングし、 開発部門と情報共有 | ライバル社の 動向を注視 マーケ継続 | 新製品C 広告案 業者選定 | ← | 新製品C 広告開始 | ← | 新製品C 販売開始 |
オーナー視点 | 開発本部設立のため C銀行より融資受ける | 税理士と 資金繰り表 中期経営計画 を策定する | C銀行にプレゼン 1億円借り入れ 頭金支払い | モニタリング | ← | ← | ← | 中期経営計画 アフターフォロー |
社員視点 | 開発本部設立・運用 | 製造ライン 設計・製図 建設業者選定 | 新製品C開発 キックオフ 製造ライン建設 | オフライン試作 製品評価 | ← | 製造ライン 運用開始 新製品C開発 | ← | 新製品C 販売強化 |
外注視点 | 資金繰り表依頼 製造ライン建設 | 税理士 オーナー経営者 からヒアリング たたき台資料を作成する | 建設業者 製造ライン建設 | ← | ← | 製造ライン完成 アフターフォロー | ← | 税理士 中期経営計画 見直しに協力 |
最後に、ガントチャートとバランス・スコアカードの合わせワザ事例です。
表形式の予定表をガントチャートと言いますが、こちらにも応用がききます。
だれがいつ、なにを、どこまで行うか、スケジュール面で明確になりますよね。
銀行融資のプレゼンに必要な資料になりますが、工期やスケジュールなどの遅延が生じていないかどうか、役割分担はどうか、人事面の査定などの総合的なチェックにも役立ちます。
おぉ! 予定・スケジュール感もバッチリですね。
なんだか、問題解決のPDCAを回すことができそうな予感です!
わからないことがあったら、別途相談してもいいですか?
もちろんです!
「あすも/道明誉裕税理士事務所」にお任せください!
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