税金どうでしょう？アプリとイラスト解説「消費税の一体資産の判定・軽減税率・時価比案分アプリを創りました。」（スマホ利用でき、ダウンロード不要で、常時無料です。）

当オフィスは、頑張る経理・事務職員の皆さんを応援します！

消費税は判断が難しい！　よく思いますよね？

よって、今回は、自分でできる「一体資産の判定・軽減税率・時価比案分」を取り上げます。お役立て頂ければ幸いです。

今回は、「 消費税の一体資産の判定・軽減税率・時価比案分」を取り上げます。

デパ地下やスーパー、テイクアウトショップなどにおいて、食品と食品以外をお持ち帰りのセット販売するケースをよく見かけるかと思います。

このような場合、全体が軽減税率の適用となるのか？　全体が標準税率の適用となるのか？　時価比案分するのか？

実に、悩ましいところかと思います。

「複数税率制度」が始まって、気がつけばもうすぐで２年になりますね。だいぶ混乱も落ち着いてきたかとは思いますが、依然として理解が難しい消費税法かと思います。消費税がわからないと仕訳ひとつきれないわけですが、その消費税法が激ムズというのは、いかがかと言う事で、税理士会としても、国税庁などに簡素化の打診をしているところです。

店長さんは、税理士と予め相談することになるかとは思いますが、頻繁にセット販売を企画するような場合、いちいち税理士に相談しているヒマもないので、自分で判断したいこともあるかと思います。税理士は、なかなか電話してもつかまらないことが多いですよね？

また、お客さんの立場としても、「これ、消費税、合っているのかしら？」と思うようなお持ち帰り販売を見かけることも多いのではないでしょうか？　もしかしたら、軽減税率８％で良いのに、標準税率１０％で購入してしまっている、消費税の表示誤りのケースに遭遇することもあるのかもしれません。

よって、今回は皆様ご自身で、簡単に判定できるようにアプリを作りました。

税理士顧問契約をしている法人の役員様など、税理士に相談できる環境にあれば、税理士に任せていれば、特に問題はないとは思います。しかし、逆に、ほとんどの方はそういう贅沢な環境にはないと思います。税理士に相談できない方々のために、クラウドアプリを用意しました。

税理士との相談前にあらかじめどんな感じになりそうかだけでも知っておきたい場合などに御利用ください。一般の方の私的利用はもちろん大歓迎です。

税理士先生の受付時・面談時などでの利用にも、電卓が不要ですので、簡易の試算結果などとして都度利用頂ければ幸いです。商用利用も無料でOKです！　pythonのプログラミングコードは、オープンソースとしていますので、転用もOKとしています。

＊繰り返しになりますが、自己責任の上、免責事項に承諾・同意頂いたものとみなして御利用頂いております。

なお、試算結果等は一般論であり、あくまで目安です。お客様の置かれている状況やご希望などもありますので、実際の判断については、慎重、かつ、個別に、専門家を交えて検討する必要がありますね。

当オフィス「あすも／道明誉裕税理士事務所」では、これらの全面支援も行っております。　なんでもきいてくださいね！

「アプリで簡単に！」も結構ですが、税法の基本を理解してからアプリを利用することをオススメしております。ブラックボックスのまま利用すると、思わぬ落とし穴があるかもしれませんので、念のため、解説します。

＜一体資産などの場合の消費税判定の流れ＞

１．まず「一体資産」であるのか、そうではないのかを判定する必要があります。

おもちゃ付きお菓子のようなセット販売などが判定の対象となります。仮に、別々に売っているのだとしたら、おもちゃは１０％、お菓子は８％ですよね？　店長さんも、消費税に関して、値札や総額表示を迷うところかと思います。

「一体資産」とは、食品と食品以外の資産があらかじめ一の資産を構成しているもので、一の価格のみが表示されているものをいいます。

別々に販売することも同時に行っている場合などは、「一体資産」ではありませんので、時価比案分で計算することになりますね。アプリでは、この時価比案分の計算も織り込んでおります。なお、ハンバーガーショップでのおもちゃ付きお持ち帰りランチセットの場合、そのおもちゃが非売品なら、標準税率対象であるものの、売価ゼロ円なので、時価比案分したとしても、計算の結果、軽減税率部分１００％と算定されます。よって、結果的に、飲食料品の譲渡をしたのと同じに見えるわけですが、かなり理解が難しい判定ですよね～。

２．「一体資産」であると判定されましたら、以下の２つの要件を同時に満たせば、全体が軽減税率適用となります。逆に、満たさないなら、全体が標準税率適用となります。

（１）一体資産の譲渡に係る税抜き対価の額が１万円以下であること

（２）一体資産の価額（＊）のうち、食品部分の価額の占める割合が２／３以上であること

なお、＊の「価額」は、売価ベース・原価ベースどちらでもOKですが、統一して用いる必要があります。重量や個数などを使って判定することはできませんので留意してください。

一体資産については、元々難解とされている消費税法の中でも、特に理解が難しい部分となりますので、セット販売を考案した時点で、税理士に早めに相談した方が無難です。

このように、基本的には、税理士への個別の相談をお勧めしておりますが、セルフチェックの需要にも応えるため、以上を加味したアプリを開発しました。以下、使用方法をお読みの上、御利用ください。

ホームページ上で稼働する判定アプリです。ダウンロードする必要はございませんので、ご安心ください。その分、多少の文字化けがあると思いますが、ご容赦ください。プログラムの中身そのものを見ることができる形式としております。

「▶Run」を押して、はじめて頂くと、右側の「Result」の画面（インタプリタ）に質問や解説などが出てきます。カーソルにマウスを合わせ、質問される項目について入力ください。自動的に場合分け計算がされます。

半角数字、整数で入力の上、「Enter」で確定してください。自動的に判別され、結果が出ますよ。

それでは、アプリを御利用ください。

結果はいかがでしたか～？

＜個人の方向けのPRです＞

当オフィスでは、税理士5.0＋技術者として、 消費税の一体資産の判定・軽減税率・時価比案分の税務に関するサポートをしております。総合的な事前対策支援や、高度な税務に関する税務相談・申告代行などを随時受け付けております。３０分無料WEB面談実施中ですので、お気軽にお問い合わせください！

＜税理士など専門家の方向けのPRです＞

当オフィスでは、税理士5.0＋技術者として、簡易的なpythonプログラミングソフトの開発も承ります。例えば、先程のインタプリタ型pythonアプリを、コンパイルして、当ブログ以外の画面でも、いつでもどこでも試算ができる実行ファイル型のソフトウエアとして提供することも可能です。貴社のご都合に合わせたカスタマイズも承ります。時短・合理化・コストダウン・DX推進にご活用ください。