2021年12月24日 / 最終更新日時 : 2021年12月24日 asumo ブログ02 教えて税理士「税金どうでしょう？」

今年もあとわずか。確定申告（所得税・消費税・贈与税）の準備や事前届出などは済ませましたか？留意事項・無料試算アプリなど

年越し後では手遅れも？早め×２の対応が大切ですね。

いやぁ～…年の瀬ですね～。

クリスマスに、お正月に、楽しみな時期になりましたねぇ～。

今年の仕事もだいたい片付いたし、子供達と遊ぶぞ～！

今年も１年お疲れ様でした。と、言う事は…

所得税・消費税・贈与税などの確定申告の準備や、事前の届出なんかもバッチリ完了済なんですね？

いいえ～？

もう、子供らと遊ぶことだけしか考えていませんけど？

なにか？

おぉ～っとぉ～！？

１２月３１日の大晦日までに、以下はチェックしておきたいところですよ。

大晦日までにチェックしておきたいこと	理由やコメント・アドバイスなど	関係する税目
事業所得や不動産所得のある人は、できるかぎり大晦日直近の取引まで、仕訳を入力しておきたい	情報が不足すると、決算対策できませんし、消費税の届出の検討もできず、最悪手遅れになりうるからですね。経費をもっとつかえたのに…・課税事業者を選択すべきだったか…と後悔することも？なにより１年分を一気に仕訳するのは結構たいへんです。年イチと言って、NGの代表例です。	所得税住民税消費税
ふるさと納税は、どうします？	所得金額や所得控除・税額控除が完全に把握できた人のうち、税金が出そうな人は、大晦日までのあと数日間で、ふるさと納税で節税を考える余地が生まれるからですね。	所得税住民税
再年調・保険増やすなどは？	年末調整後、扶養や障害の常況が変わるレアケースもあり得るかもしれません。そのような場合、再年調を会社にお願いすることも？言いにくい場合は、自分で確定申告ですね。また、年調後にさらに節税したいなら、社会保険・確定拠出年金・生命保険・地震保険を増やす手段もありますね。	所得税住民税
株式関係は大丈夫ですか？	株式の譲渡や配当について検討するのも、年内ですね。特に、上場配当は、申告不要のままとするのか、上場分離課税（譲渡損と通算・還付）とするのか、総合課税（配当控除）とするのかなども、年内から意識しておきたいですね。年内に上場株の譲渡をするかどうかの検討材料にもなりますよ。	所得税住民税
消費税の届出を必ず検討したい。必要なら年内に税務署へ届出書を提出したい。	免税事業者が、自ら課税事業者を選択する場合があります。翌年において大型投資や赤字などが予定・予想されることから、消費税の還付を受けるためですが、年末までに「消費税課税事業者選択届出書」を出す必要があるためです。他にも、課税事業者を選択（やめる）、簡易課税を選択（やめる）、課税期間を変える（戻す）などのケースが考えられますが、年末までに提出がポイントです。	消費税
源泉徴収票や所得控除・税額控除の証明書などを整理整頓しておきたい	万が一、書類を受領していない場合、早めに発行者に連絡しておきたいからですね。資料が無いと、決算対策・確定申告対策できませんし、申告期限までに資料到着が間に合わなくなるかもしれないからです。なお、手遅れということはなく、「更正の請求」という手段があることも知っておきたいですね。	所得税住民税
電子帳簿保存法の改正（令和４年１月１日施行）について、年明け後からの対応は？	特に「電子取引」については留意したいところですね。メールやネット上でもらった請求書や領収書のデータを紙で印刷しても、その紙資料は税務上の証明書類にできなくなりますが、対策済ですか？　なお、その対策案については、後日別のブログに記載する予定です。	所得税他の税目も？
贈与（不動産の共有割合変更なども）について検討をしておきたいかも	１１０万円基礎控除を利用した節税方法がありますが、暦年単位課税ですから、年内までの贈与が令和３年分確定申告の対象です。年越ししてから、令和３年分の贈与を検討しても手遅れですよね。なお、定期・定額が過ぎますと、後々、相続税の対象になる恐れがありますので、ご留意ください。	贈与税
来年令和４年の「１年の計」	一年の抱負などは正月三賀日で行うとも一般に言われますが、こと経営・税金・FP面はそうはいきません。上記の事などもありますので、令和３年の年内までに、ある程度予定や見通しをつけておくのが基本ですね。	全税目