「あすも代表が尊敬する歴史上の偉人」１人目 → 「渋沢 栄一」について語る【その６】一期一会とビジネスヒント

そうでしたね。

現代のビジネスマンも、コロナ前までは、人と直接会うことを大切にしている人も多かったのではないかと思います。ウィズコロナで、WEB・リモート面談の形式にシフトしつつありますね。

ただ、近年の傾向として、「自分にとってメリットがあるとわかっている人」とだけ会おうとする（WEB面談しようとする）ような考え方が、じわじわ浸透してきているような感じがしていて、ちょっと気がかりですね。

そういう感じです。

ここ２０年位で、人と接するのに強い目的意識や意味づけが加わってきている感じがしています。

良く言えば合理的ですが、打算というか、ムダを嫌うというか、、、。

確かに、金銭的・時間的・労力的なムダはないかもしれません。でも、それでは対人関係の範囲が狭まり、新しい人脈も形成されませんし、新しい考え方も入ってきません。

最近、「分断」という言葉をよく耳にするようになりましたが、正直、日本の将来を憂慮している部分のひとつです。

渋沢先生の場合、どんな立場の人とでも、できるだけ多く人と会った点が違っていたと思います。

明治期のビジネスの頂点に立った後半生でも、若手の新人や、末端のビジネスマンなどとも、たくさん会っていたそうです。かなりの時間を割いていた様子です。現代のビジネスリーダーで、末端の人と好んで面談するような話は、正直、あまり聞きませんので、すごい事だと思います。

また、ライバルの岩崎弥太郎とも会って、屋形船の上で会談しています。岩崎側からの提携オファーでしたが、ケンカで終わったそうです。しかし、たとえ交渉決裂であったとしても、丁重に相手し、意見交換はしたわけです。 現代のビジネスマンの中には、「違和感を感じる人物とは会わない」と、はじめから決め込んでいる人も、結構いるらしいことを考えますと、こちらもすごい事かと思います。

メリット・デメリットとか、ムダだとか、そもそも打算の感覚がなかったのではないかと、個人的に推察しています。

真の意味で、「一期一会」を大切にされていたのだと思います。なかなか出来ないことかもしれません。

それだけに、数多くの出会いもあり、様々なアイデアや考え方も吸収でき、ビジネス上のヒントは多かったと思います。それが、約５百の会社と約６百の社会事業の連続起業につながったのではないでしょうか？

打算はないものの、結果として、メリットをしっかり享受していますよね。

もちろんです！

税理士になって以来、自ら積極的に、色んなお立場の方とお会いしたり、WEB面談したりしています。

中には、ボランティアのようなものや、単なる意見交換のようなものも多々混ざっています。

仮にそういった面談であったとしても、ムダとは一切思わないようにしています。毎回必ず、ビジネスのヒントがなにかしら最低１つ以上は隠れているものです。自分で発見しようとすることが大切かと考えております。

ムダな事なんて、ひとつもありません。

「一期一会」を大切にしてまいります！

そして、信用・信頼にもつなげていきたいと考えております。

「信頼と親近感　あなたの良き相談役」を２０２１年のキャッチフレーズにしています！

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